除去方法はいくつかある

笑顔の女性

大きさに合わせて方法選択

ほくろが大きくなると、老けて見えると感じる人もいます。ほとんどのものは取らなくても何の問題にもなりませんが、審美的に問題を感じる場合は取ったほうが精神衛生上良いかもしれません。除去方法の一つに炭酸ガスレーザーが挙げられますが、大きなものには適しません。口の周りや鼻にできた大きなものに対してよく使われるのは、くり抜き法と言われる治療法です。局所麻酔後に、専用の医療用パンチで病変部をくり抜きます。出血量は多いものの、傷跡は良く見なければわからない程度になります。大きなものに対しては、メスによる切除法も適当です。こちらも局所麻酔後に病変部の周りにメスを入れてくり抜きます。くり抜き法と違い、手術糸で縫合して治します。糸で縫ったラインが残ることがありますが、やはり良く見なければわからない程度になることが多いです。小さなほくろに対しては炭酸ガスレーザーで病変部を飛ばす方法か、電気メスで焼く方法があります。この選択はクリニックで行われることが多いですが、患者の希望を聞いてくれるところも少なくないでしょう。施術後の痕については、どちらの方法でも同程度だと予想できます。ほとんどの場合、良く見ないと痕がわからないくらいの状態になります。年月とともにほくろが大きくなったり、盛り上がってきたりすることがあります。これは正常な状態で、特に心配はいりません。大きくなっても7mm以下のことがほとんどです。ほくろは母斑細胞の増殖が原因で、母斑細胞とは色素細胞になりきらなかった細胞です。中にメラニン色素が含まれるため、黒褐色となります。でき始めは表皮の近くで増殖するので、色が濃く平らなことがほとんどです。しかし、増殖を続けると円形に大きくなっていくため、皮膚の奥に向かっても増えていくことになります。盛り上がってきた分、皮膚の奥に食い込んでいると考えていいでしょう。この状態を真皮内母斑と呼び、生活上膨らみが邪魔になったり出血したりする場合は、保険で取れる場合もあります。ほくろは、きれいな円形のものもあれば、歪んだ形状のものもあり、種類分けされています。円形でドーム状のはミーシャー母斑と呼ばれるもので、顔にできやすいです。歪んだ形になりやすいものには、ウーナ母斑やクラーク母斑などが挙げられます。ウーナ母斑は凸凹した膨らみを持つもので、1cmほどに大きくなることもあります。できやすい部位は、首や太もも、上腕などです。一方、クラーク母斑は、膨らむことはない平らなタイプです。全身に発生する可能性があり、手の平や足の裏にできることも珍しくありません。